末広町 のオフィス街について
千代田区の北部突端、銀座線末広駅(外神田)を中心としたエリアが、今回の特集範囲となります。
自治体が、”水辺空間を意識した歩行者ネットワークの構築”を謳って、街の設計を行ってきたエリアです。もう少し具体的に言えば、”東京のしゃれた街並みづくり推進条例”に基づき、地域独自のまちづくりルールを再生方針として定めているのだとか。
そんな、今以上に目を離せない当地区からご紹介させていただきたいのは、こちらのオフィスビルたちです。
まず1軒目は、「FTK秋葉原」。壁面に黒銀格子のはまったその外観が、ニューヨークのタイムズスクエアを彷彿とさせる洗練させるビルディングです。地上10階建てで、フロアの多くは189坪。執務形状はL字型となり、室内に柱がない設計なのでレイアウトは自由自在です。また、2024年竣工というのもポイントが高いですね。最寄り駅は末広町で、徒歩でも4分の距離です。とはいえ駐車場もあり、平置と機械式を選択可。立地は中央通り沿いで、周辺はオフィス街となっています。
次は、約140台の防犯カメラで安全を見守る「秋葉原UDX」です。都内でも最上位の規模のシンボルタワーなので、耳にされた方も多いでしょう。こちらは地上22階建てかつ、ワンフロアが1450坪、天井高2800mmにOAフロア仕様というマンモスサイズ。加えて、インテリア、ベリメーターエリア別空調に、センサーによる照明制御や風力発電など、環境にも配慮した未来思考の設計となっているのです。また館内にはオフィスのほか、イベントスペースや貸し会議室、ギャラリーなども入っているので、気分転換のために屋外へ出る必要性すら省いてくれます。気分転換といえば、全面カーテンウォールで、景観が抜群なのも当ビルが優れている点でしょう。
続いては末広町駅から徒歩2分に建つ「外神田Sビル」です。こちらはさらに、御徒町、上野御徒町、湯島、秋葉原の各駅も徒歩9分圏内という好立地となっています。中はフロアの面積が約55坪で、地上8階建て、エレベーターが2基備わっています。間取りは長方形で、天井の高さは2,700mm。トイレと給湯スペースが室内に配備されつつ、個別空調もついてるのは嬉しい点です。更に嬉しいのは、機械警備システムの導入で安全性が保たれていることでしょう。