オフィスエントランスの重要性とは?ポイントと注意事項を解説
オフィスエントランスは、会社の第一印象を与える場所です。エントランスの印象によって、来訪者に与える印象が変わる重要な部分といえます。今回の記事では、そんなオフィスエントランスの重要性や注意事項について詳しく解説していきます。オフィスエントランスを利用した会社のイメージアップなどにもつながりますので、ぜひ参考にしてください。
オフィスエントランスの役割と重要性
オフィスエントランスさまざまな役割を果たす重要な部分です。単なる会社の入口としての要素以上の役割を果たしています。そんなオフィスエントランスの役割と重要性のポイントとして以下のようなものがあります。
- 来訪者の第一印象
- 企業のブランディングとしての役割
- エントランスの機能的な役割
上記の項目に沿って、オフィスエントランスの役割などを解説していきます。
来訪者への第一印象
オフィスエントランスは、来訪者の第一印象が決まる重要な部分です。オフィスエントランスの印象が企業の印象にもつながるため、細心の注意をはらう必要があります。
まず基本となるのは、清潔感と整理整頓です。オフィスエントランスは、常に清潔で整理された状態を保つことが重要です。汚れて整理がされていない状態が会社のイメージとなってしまい、会社の信用にもつながっていきます。定期的な清掃や整頓を実施し、雨天時などは床が汚れやすいので、適時清掃を行いキレイなエントランスを保つようにしましょう。
企業ブランディングとしての役割
オフィスエントランスは、企業ブランディングとしての大きな役割を果たしています。その役割には以下のようなものがあります。
- 企業ブランドイメージを体現
オフィスエントランスのデザインなどは、企業イメージに直結します。そのため、エントランスのデザインは企業ブランドのイメージに沿ったものとします。企業のロゴ、カラー、理念などを表現したデザインがおすすめです。 - メッセージの伝達
エントランスでは、来訪者に対して視覚的なメッセージを伝えられます。企業で製造デザインしている商材を展示や利用することで、企業の業務内容などがすぐに伝わります。 - 社員の誇り、帰属意識の強化
オフィスエントランスが外部の人だけでなく、社内の人も使用する場所です。自身が働く会社のエントランスが、おしゃれなデザインであればモチベーション向上にもつながっていきます。さらに企業ブランドが反映されたデザインであれば、社員の自信や誇りにつながり帰属意識の強化へもつながっていきます。
上記のようにオフィスエントランスは企業ブランディングとして多くの役割を果たすものとなっています。
エントランスの機能的な役割
オフィスエントランスは、企業の顔としての役割以外にも実務的な面での機能を果たす必要があります。実務的や機能的な役割として以下の項目があります。
- 来訪者の受付対応
来訪者をスムーズに迎えるために、受付デスクや待合スペースとしての機能が必要です。この対応の良さも、企業の印象につながってくるため、適切な受付対応が実施できる環境が重要です。 - セキュリティ管理
エントランスは不審人物の訪問などを防ぐセキュリティの役割もはたします。監視カメラの設置、IDチェック、入場証の発行など安全を確保するために必要な部分です。 - 情報提供
ディスプレイなどを設置し、会社の最新情報や来訪予定者、イベント案内などさまざまな情報提供を行う場所として利用されます。
オフィスエントランスの機能的な役割についてもしっかり理解して、デザインとのバランスをとりながら環境整備を進める必要があります。
オフィスエントランスのデザインポイント
オフィスエントランスを魅力的な空間にするためには、さまざまな要素を取り入れてデザインを行う必要があります。そんなオフィスエントランスのデザインについてポイントをいくつか紹介していきます。ポイントを抑えて、来訪者の印象に強く残る魅力的なオフィスエントランスを実現していきましょう。
おしゃれで魅力的な空間作り
おしゃれで魅力的なエントランスは、見る人に強い印象を残します。ポジティブな印象を与えるため、会社のイメージアップも期待できます。そんなおしゃれで魅力的な空間づくりのアイデアをいくつか紹介します。
- 有名なアーティストや地元のアーティストの作品などを展示することで、洗練された印象を与えます。
- 観葉植物などのグリーンインテリアを配置し、自然の癒しを感じられる空間づくりが可能です。
- 1面のみ壁の材質や色を変えるアクセントウォールを設置し、空間に個性と変化をつけることができます。
上記のようなアイデアを上手く組み合わせて、おしゃれで魅力的な空間づくりを実現しましょう。
ゾーニングとレイアウトの考慮法
オフィスエントランスデザインにおいてゾーニングとレイアウトをしっかり検討する必要があります。オフィスエントランスのゾーンには以下のようなものがあります。
- ウェルカムゾーン
受付デスクや待合スペースのゾーンとして、来訪者対応を行うゾーンです。スムーズな受付対応、リラックスできる待合スペースをつくることが求められます。 - ナビゲーションゾーン
来訪者がスムーズに移動できるように、案内板やフロアマップを設置するゾーンです。無駄な動線ができないように、動線を明確にしていきます。 - セキュリティゾーン
IDのチェックや入館証の発行など、セキュリティに関わる部分を行うゾーンです。警備員を配備、セキュリティデスクの設置、監視カメラの設置など企業の規模に応じてその配置などは変わってきます。
上記のように目的に合わせてさまざまなゾーンがあります。これらのバランスを考慮してレイアウトすることが重要となってきます。
照明と色彩の活用法
デザインにおいて照明と色彩を活用することで、空間の印象を大きく変えることができます。オフィスエントランスのデザインにおいても同様です。色彩の選び方として、企業のイメージカラー、明るい色調、アクセントカラーこれらを組み合わせることで、印象的な空間づくりが可能です。照明についても、人工的な光だけでなく、なるべく自然光を取り入れた明るい空間をつくることが重要です。
さらに間接照明や装飾照明を採用することで、より個性的でオシャレな空間が可能となってきます。デザイン性の高い照明器具の設置もおすすめです。ポイントを抑えて魅力的な空間演出を実現していきましょう。
エントランスレイアウトの注意点
エントランスのレイアアウトは、エントランスの印象や機能性を決める重要なものです。間違ったレイアウトでは、来訪者に悪い印象与え、不便で使いにくいエントランスとなってしまいます。ここからは、そんなエントランスレイアウトの注意すべきポイントについていくつか紹介していきます。ポイントを抑えて、魅力的で機能的な空間づくりを行いましょう。
動線の確保と流れ
オフィスエントランスの動線の確保と流れについては以下のポイントを抑えておきましょう。
- スムーズな移動を促すため、オフィスの入口はわかりやすく設置する
- 来訪者が迷うことがないように、入口から入ってすぐの場所に受付エリアを設置する
- 受付の近くには、リラックスできる待合スペースを設ける
- フロアマップや案内板は目立つ位置に設置する
上記のポイントを抑えてレイアウトを計画することで、移動先が明確になりスムーズな移動動線が確保できます。特に人がすれ違う部分の動線は、余裕をもった動線の確保が必要です。
狭いスペースの有効活用
企業の規模によっては、広いエントランススペースを設けることが困難な場合があります。狭いスペースでも空間を有効に活用することで、狭さを感じられない魅力的なスペースをつくることが可能です。狭いスペースを有効活用したエントランスのレイアウトでは以下の点に注意しましょう。
- 垂直のスペースを利用して、収納スペースの確保や観葉植物などの設置を行う
- 鏡やガラスパーテーションを設置することで、空間を広く感じさせる
- 装飾を控えて、シンプルでクリーンな印象を与えるデザインにする
- 明るい色彩を採用し、空間に広がりを持たせる
上記のポイント抑えてレイアウトすることで、狭さを感じにくいエントランスをつくれます。限られたスペースを効率的に利用して、魅力的な空間づくりを実現しましょう。
セキュリティ対策の重要性
オフィスエントランスのセキュリティ対策は、企業の安全と信用を保つために重要なものです。不審者の侵入、盗難などが発生すれば、企業の信用は落ちてしまいます。そのため、適切なセキュリティ対策を実施する必要があります。基本的なIDチェックと入館証の発行、監視カメラの設置はもちろんですが、セキュリティ担当者を配置することもおすすめです。緊急時にも迅速な対応が可能な状態をつくりましょう。
自然災害時の対策も重要です。自然災害時の避難経路をエントランスに掲示するなど、事前に準備しておきましょう。
エントランスに必要なアイテム
エントランスには、機能性や雰囲気をアップさせるために必要なアイテムがあります。まず必要なのは受付です。来訪者などの対応は受付で行われるため、企業の第一印象は受付で決まっていきます。そんな受付のデザインと機能性は重要な要素のひとつです。さらに観葉植物などは雰囲気アップに有効なグリーンインテリアです。ここからは、受付のデザインと機能性と観葉植物の効果について詳しく解説していきます。
受付のデザインと機能性
受付においてデザイン性と機能性を向上させるためのポイントには以下のようなものがあります。
- デザイン性
デザイン性を向上させるためには、企業カラーやロゴを利用した一貫性のあるデザインにします。家具については、モダンな家具を選択しシンプルながらエレガントな空間づくりが可能です。壁にアートを飾ることも視覚的な空間演出につながります。 - 機能性
受付にデジタルディスプレイを設置し、企業の最新情報やイベントスケジュールなどの情報発信を行います。収納スペースを適切に設けることで、整理整頓ができ見た目にもすっきりした印象を与えます。シンプルなレイアウトによって、来訪者をスムーズに案内しストレスのない移動動線の確保が可能となっていきます。
これらのポイントを抑えることで、受付が見やすく使いやすいものにしていきましょう。
観葉植物の導入で雰囲気アップ
エントランスへの観葉植物の導入は、さまざま効果が期待できます。空間に活力を与え、癒しの効果もあります。そんな観葉植物は種類や設置に適した場所などがあり、適切な位置に適切な観賞植物を設置する必要があります。ここからは、観葉植物の導入に向けて抑えるべきポイントをいくつか紹介していきます。
- 種類の選定について
強く育てやすくメンテナンスが容易なものを選ぶのがおすすめです。日々の手入れが行き届かないと、観葉植物は元気がなくなりネガティブな印象を与えるため、元気な状態を維持できるものを選択しましょう。 - 設置場所について
大型のもの、小型もので置く場所は変わってきます。大型の場合は動線の邪魔にならない位置に設置、小型のものは受付デスクの上などおすすめです。大型、小型共通で観賞植物は自然光の入る場所を優先して設置を行いましょう。 - インテリアとのバランス
観葉植物の鉢やプランターは、全体のインテリアと合うものを選択しましょう。空間に統一感が生まれ、まとまったすっきりした空間になっていきます。 - 日々のお手入れ
観賞植物の日々のお手入れとしては、水やりや選定などがあります。簡単なお手入れですが、毎日のことでは忘れてしまう場合もあるため、担当者が行うのか、当番制にするのかなど事前にルールを決めておきましょう。
これらのポイントを抑えて、観葉植物設置による効果を最大限活用できるようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、オフィスエントランスの重要性などについて詳しく解説していきました。オフィスエントランスは企業の顔であり、機能性も必要な重要な空間です。ポイントを抑えてデザインすることで、機能的で魅力的な空間づくりが可能な場所です。さらに企業の安全や信用の確保においても活躍が期待できます。今回の記事を参考に、来訪者に魅力的で機能性の高いエントランスとして印象に残るものをつくっていきましょう。